いつもマルイチのブログをお読み頂きありがとうございます。去る5月3日(木/憲法記念日)、新潟県十日町市「絵本と木の実の美術館」において、ウッドタワー工法のデモンストレーション見学会を実施させて頂きましたので、当日の様子をレポートさせて頂きます。
デモンストレーション見学会はこれで4度目の開催となりますが、今回は急遽開催を決めて告知はギリギリの1週間前。しかも当日はゴールデンウィーク真っ只中という事もあり「そんなに沢山の見学者さんは来られないかもしれないな」と思っておりましたが、フタを開けてみればお申込みは23名様(雨天キャンセルにより実質参加は17名様)と賑やかに実施する事ができました。福島県・富山県・群馬県など、新潟県外の林業関係者様からも多数ご参加を頂き感謝申し上げます。
ご当地は廃校となった小学校の校舎(写真左側)を再利用した美術館で、館庭の脇にある杉の木(写真右側)を数本伐採するのですが、ご覧の通りの現場環境でして、根元から丸ごと伐倒するには危険が多く、まさにウッドタワー工法の出番であります。
今回のデモンストレーション実演者は弊社の藤原(安全対策室 室長)、弊社の特別顧問も担って頂いている千葉の三崎さん他、櫻田君と鈴木君の4名。クライマーは藤原が担当し伐採を進めさせて頂きました。
ロープを伝いスルスルと降りて行く枝、切断しても落下せずに空中に静止・ウインチでゆっくりと集材される幹の様子など、ウッドタワー工法ならではの伐採光景に「おぉ!」と感嘆の声も多く聞かれました。写真や動画を撮影される方も多く、中には実演者を質問攻めにされる方もおられるなど熱気が溢れる見学会に。また、美術館に来館された一般の方々も「何何!?何をしているの!?」と一緒になってご見物くださり、一風変わった見学会ともなりました。
今回の杉の伐採ですが、ご当地で今年の7月から8月にかけて行われる芸術イベント「大地の芸術祭2018」に出品される大型展示作品の素材とする為に、ボランティアでお引き受けさせて頂いたものです。伐採の当日は美術館の館長であり作品を製作される芸術家「田島 征三」氏(写真中央)もお見えになり、感謝のお言葉を賜りました。
田島氏によりますと大地の芸術祭の展示作品として「巨大なヘビ」を館庭に杉や竹で製作され、その蛇の腹の中を人間が歩く事ができる木造トンネルとなる予定だそうです。この竹もマルイチで伐採・手配をさせて頂きました。実はマルイチでは人々の心の豊かさに繋がればとの想いから、こういった文化芸術活動に取り組まれておられる方々を積極的に応援させて頂いております。今後もこのようなお話があれば、是非お手伝いをさせて頂きたいと考えております。
尚、見学会終了後には田島氏を囲んでの懇親会も実施、ゴールデンウィークの楽しい思い出となりました(実は仲間と楽しく飲みたいから見学会を企画しているという話も…笑)。
何はともあれ田島氏の作品、完成が楽しみです。皆様もぜひ大地の芸術祭2018にお運び下さいませ。
以上、ウッドタワー工法デモンストレーション見学会 in 新潟十日町の実施レポートでございました。お足下の悪い中、多数お集り頂きありがとうございました。また見学会を実施する際にはホームページやFacebook等でご案内させて頂きますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
本日もご安全に。