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今日はのり面工事に使う「羽根つきアンカー」をご紹介します。
ある寺院から依頼を受け、墓地の真ん中にそびえるスギノキを伐採搬出することになりました。
当然、真下は墓石、通路も狭いので、土引きをするよりもスピードラインで搬出する方が効率が上がります。
土場になりそうな場所を見つけたのですが
問題は元柱になるアンカーがありません!
そこで、人工杭を埋め込みました!
一見、頼りなさそうですが、この子が良く働いてくれるんです!200kg近くの丸太でもビクともしません。
単なる杭棒では抜けてしまいますが、羽根があるので抵抗力が増し、こらえてくれるのです。
ベクトルを見極め、羽根の方向を決めます。
強度不足が考えられる場合はガイラインを増設します。
土質や設計荷重を計算して設置方法を決定しますので
専門技術が必要になります。
安易に真似することはできませんが、異業種の知識や技が特伐分野にも流用できることを知り、改めて「井の中の蛙」では成長しないことを身に沁みました。
異業種から学ぶ姿勢 大事ですね!